アイテム名称
アイテム名称カテゴリは様々なアパレルアイテムの特徴と用語について解説したページ一覧です。スカート、ブラウス等のサブカテゴリ毎に纏められた各ページではアイテムの種類、特徴、用語の意味をわかりやすく画像付きで解説しており、関連用語も調べることができます。
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スカート
スカートの起源は古く、最も原始的なものでは古代エジプト人が布を結んで腰で巻いたもの、次に布を輪にして一方を縫って筒型状にしてウエストに紐を通して締めたものが現れた。
中世では男性用にパンツ、女性用に下衣としてスカートが定着した。16世紀以降、下着の装着、発展によってふくらみのあるものが多くなり、18世紀にはパニエを入れたロココ時代のスタイルが完成していく。
18世紀末にはフランス革命等の影響によって、直線的でほっそりとしたエンパイアスタイルへ変化し、1850年代にクリノリンが再び愛用された。
1870年頃からバッスルスカートが流行し、同時期に日本に洋服が輸入されはじめたと言われている。第一次世界大戦の頃から長かったスカート丈がふくらはぎの半ばあたりになり、1926~28年頃に膝下丈のスカートが登場する。19世紀後期には女性用テーラードスーツが台頭し、ブラウス、ジャケットと組み合わせる単品のスカートが登場した。
パンツ
米語では「トラウザーズ」を指す。イギリスでは下着を意味し、日本でも世代によってはパンツを下着の用語として用いる事がある。また、日本ではカジュアルなものをパンツ、ドレスアップしたものをスラックスと呼ぶ事もある。
ドレス
ドレスとは広義では、男女、子供用衣服、衣装、服装の総称で、アウターと下着を除く衣服全般を指す。
一般には女性用衣服の総称であり、特に胴衣とスカートが一続きになったものを言うが、その代表的アイテムがワンピースとされる。この場合、ガウンやローブと同義とされるため、イブニングドレスやカクテルドレスなどの礼装用衣装はイブニングガウンなどとも呼ばれる。
また、男性用衣服のことをドレスと呼ぶ場合には正装(フルドレス)、礼装の意味があり、例えばドレスシャツ(礼装用シャツ)などと用いられる。
ドレスの種類はじつに多く、その形、デザイン、目的、時間、季節などによって区別されるほか、名称も人名や素材にちなんだもの、年代など様々である。
カットソー
カットソーとはカットアンドソーイング(ニット生地を裁断して縫製する事)の略。
しかし、一般にその製法によるニット外衣のうち、メンズ肌着に起源をもつTシャツ、ヘンリーネックシャツ、タンクトップ、スウェットシャツ等だけを指す。同じ製法によるニットスーツ、セーター、ニットジャケット、ポロシャツ、ニットシャツ、肌着等はカットソーとは言われない。
セーター
セーターとはニット外衣のうち、トップスの総称としても用いられるが、一般にはプルオーバーとカーディガンの総称として使われ、特にプルオーバーをセーターと呼ぶ事が多い。セーターは主としてファッショニング製品であるが、一部カットアンドソーイング製品もあり、前者が後者よりも上質であるとされている。語源はスウェット(汗をかく)
ブラウス
ブラウスとは1万年も昔からあった原始的なショールやサロンを身体に合わせ、脇を縫い合わせたものをブラウスにあたるものとする説が強いが、現代のブラウスに近いものでは男女、子供が着用したゆるい胴着がある。 裾をたくしこみ、たるみができたところからブラウジングと呼ばれ、ブラウスにつながったという見方もある。 女性のブラウスとして最もはっきりとした形で登場したのは20世紀初頭のギブソンスタイルで、胸を豊かに、ウエストを細く見せ、腰を突き出した様な女性のスタイルがギブソンガールとしてイラストにも描かれている。 以後、女性の解放運動、スポーツ熱の高まり、男性のシャツ型ブラウスの流行等、フォーマルなカジュアルの分野でも発展しつづけ、女性の重要なワードローブとして位置付けられている。
シャツ
一般的には衿とカフスが付いた前明きの中間衣を言う。外衣の下に着る布帛の中衣を指すことが多く、衿や袖、あき等の形状は多彩。また、布帛だけでなくポロシャツやTシャツ、肌着等のニット製品も、こう呼ばれる。中世の細い袖を持つトゥニカが原型とされる。
18世紀には華美な装飾が好まれたが、時代と共に簡素になり、糊付けの衿や釦留め等が台頭したのは19世紀。現在のドレスシャツの形態が定着したのは20世紀になってからである。ちなみに、19世紀末には女性用も用いられ、シャツウエストと呼ばれた。
ジャケット
腰までの短い上着の総称。携帯の種類や使われる素材、用途は多用。多くは前明きでシングルブレストかダブルブレスト、打ち合わせのないもの、プルオーバー型等がある。テーラード型とブルゾン型が代表的な形態で、中世の男性用胴衣ジャック(jacque)から派生した仏語のジャケット(jaquette)が語源19世紀後期までは長い上着が主流で、短い上着は主に労働者向けだった。フロックコートの丈を短くしたラウンドジャケットがルーツと言われる。
スーツ
スーツ(suit)とは「一式、揃い」の意。ジャケットとパンツあるいはスカートを同じ生地で作った服。現在ではジャケットだけでなく、シャツとパンツ、ブラウスとスカートなどを、上下同じか同柄の生地で組み合わせたものをスーツと呼ぶ。
メンズウェアで今日のテーラードウェアが誕生したのは19世紀半ばで、それまでのフロックコートが簡略化した「ラウンジスーツ」が原点と言われる。女性では20世紀以降の社会進出と生活の合理化で一般的なものになった。
コート
コートとは最も外側に着る上衣の総称。日本では「外套(がいとう)」とも言われる。元々は防寒や防水、防汚等の機能を持ち、その目的に応じて種類は多様。
それ以外に装飾性を目的にしたデザインも多い。また、素材やレングス(丈)も多種多様。一般的には上衣の外側に着るものを指すが、古くはジャケット全般的をコートと呼んでいた。モーニングコート等は、その名残りである。最近はコートは外套と位置づけられる事が多い。
アンダーウェア・ルームウェア
アンダーウェア(underwear)とは衣服の一番内側に着用する衣料のことで、英語では肌着のことを指し、ファンデーションやランジェリーなどとは区別される。インナーウェア、ボディウェアなどと呼ばれる。
服装の種類
出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』