プラスフォアーズ

プラスフォアーズとは1920年代に流行したニッカボッカーズの一種で、それまでのものよりも4インチ(約10cm)ほど丈を長くしたものという意味からこう呼ばれる。
同様にプラスツーズ(+2インチ)、プラスシックシーズ(+6インチ)、プラスエイツ(+8インチ)等の種類がある。主にゴルフパンツとして用いられ、1920~1938年頃に流行した。また、丈の数字はゴルフのハンディキャップの点数から派生したものとも言われる。

当時の着こなし方は裾タブを膝下辺りで留めて、丈が長くなった分を太腿でたるませてパンツ全体のボリュームを増やして着用されていた。徐々にヒップや渡り幅が広がりボリュームたっぷりのスタイルに移り行き、近年に伝わる全体にたっぷり太く、裾だけタブでぴったり留めるシルエットが完成されていった。

プラスフォアーズ.png

関連項目

パンツ
ニッカボッカーズ
スタイル
シルエット

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参考文献

  • 著者:モード辞典編集委員会「モード辞典」2004.7.28発行 出版:モード出版局 総1014ページ

出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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