オペラグローブ

オペラグローブ(英:opera gloves)とは、イブニングドレスやウェディングドレスなどの女性用礼服として着用される長手袋「イブニンググローブ」(英:evening gloves)の一種であり、その中でも特に丈の長いもの、肘上から二の腕まで至る手袋のことである。西洋の礼服の多くはキリスト教における儀礼用の衣装に由来しており、特に戒律に厳しく儀式を重んじるカトリック系の教会では肌の露出を極力抑えることが求められ、その流れを受け舞踏会など場においても夜礼服の半袖もしくは袖のないノースリーブのドレスは肘上まである長手袋が着用された。そのため、神聖な場における正装としての意味合いが強く、清楚な淑女の洗練された装いとされる。 ファッションアクセサリーとしての起源は、中世ヨーロッパにおける王族や貴族等の高貴な白人女性の礼拝時のスタイルや、そこから派生したフォーマルウエアがそのルーツであり、現代においてもそのファッション性は高く、オートクチュールのファッションウィークやモード系のファッション写真、結婚式のウェディングドレスなどにおいて淑女としての品格とエレガンスを誇示するためのシンボルとなる性格が強い。ドレスコードの最上位グレードである「ホワイトタイ」では、女性は床丈のイブニングドレスと白の長手袋を着用することが規定されている。また、イブニングドレスの一種であり、女性の最も正式な礼装として扱われるローブ・デコルテでは、ドレスと合わせオペラグローブを着用するのが正式なマナーである。素材は「Kid」(子山羊)などの革製が正式とされているが、ドレスに合わせてシルクのサテンやオーガンジー、レースなどもある。

white-operagloves.jpg