手袋

手袋とは、手にはめるもので指が1本ずつ分けられたグラブと、親指だけ分けて作られたミトンとに大別される。これらは防寒、外的刺激からの保護、装飾などの様々な目的のために作られるもので、その歴史は古い。
旧石器時代や古代ペルシャ、ギリシャ、ローマ時代にも、男性の手の保護のためや武具の一つとして用いられ、その後、ヨーロッパでは王侯や貴族などの装飾品として取り入れられるようになった。
女性が多く付けるようになったのは11世紀頃だが、その当時の手袋はや革製で宝石などを施したものが多く、現在のようなシンプルなものになったのは19世紀頃とされている。
イブニングドレスウェディングドレスなどの女性用フォーマルウェアとして着用される長い手袋はイブニンググローブと呼ばれ、その中でも肘を越え二の腕から肩付近まで至る特に長いものをオペラグローブと呼ぶ。
白い手袋は、清潔さと謙虚さの象徴として皇宮護衛官やホテルマン、タクシードライバーなどの接客業に用いられることが多い。

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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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