チュニック

チュニックとは下着を意味するラテン語の「チュニカ」に由来する語。古くは紀元前3000年にエジプト人がチュニックタイプの衣服を身にまとっていたが、その後、ギリシャのキトンの様に布を体に巻き付けた形、ローマのトゥニカの様に布に穴をあけてかぶり、腋下を縫ってふさいだ様な形に発展していった。
中世以降は、コットやシュミーズ、ダルマティカ、ガウン、コートなどの名称のもとに部分的に変化し、現在は主にカトリック司教の聖職者の祭服や軍服、女性用のヒップ丈ブラウスや短コートの事を指す。
女性向けブラウスの場合、直線裁ちのチューブラインを特徴とするが、ウエストベルトで締めるタイプが多く、丈は腰丈かそれよりも長い。ギャザーフレアを入れて少しゆったりさせ、細身のパンツスカートに組み合わせるのが今風のスタイル。広義では3/4丈のシンプルなトップスを指す場合もある。

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参考文献

  • 著者:モード辞典編集委員会「モード辞典」2004.7.28発行 出版:モード出版局 総1014ページ

出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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