運針

運針とは
1)和装用語ではぐし縫いと同義。ぐし縫いとは手縫いの最も基本的な縫い方。布面に直角に針を入れ、表裏の針目を揃えて、細かい針目(0.2mm)で縫う方法を言う。主として布目に沿って直線に縫い合わせる時や、袖山やボトムスのいせ込み、ギャザー寄せ等に用いられる。ランニングステッチ、並縫いとも言う。

2)洋裁用語ではミシン縫いでの針の運び方の事。運針の数を運針数と言い、1インチ間又は3cm間の運針数15針等と指定することで、縫い目の細かさ、粗さを調整する。運針が細かいほど縫い糸量が増え、縫製スピードが落ちるが綺麗目な仕上がりになる。高級ドレスシャツ細番手の縫い糸を使い、非常に運針が細かい。運針が粗いほど縫い糸量が少なく、縫製スピードも速くなる。太番手の縫い糸が使用でき、ラフでカジュアルライクな縫い上がりとなる。

あなたにおすすめ関連記事


出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

縫製・加工・プリントページへ戻る
TOP PAGEへ戻る