機械捺染

機械捺染とはロール捺染マシンプリント、単にマシンなどともいわれる。
もともと手捺染に対して機械を使う捺染はこれしかなかったので、機械捺染といわれてきた。大きな太鼓のような円筒に接して布地が走り、円筒のまわりに、布に接して、表面に柄の凹刻しである小さなロールが回転するようになっている。このロールの凹刻しであるくぼみに色糊がたまるようになっており、これが連続走行する布に移り染めつくことになる。
ロールはl色につき1本で、色数だけのロール本数がいることになる。色数は8色ぐらいまでが一般的であるが、生産性は最も高く、100m/分以上の高速で捺染ができる量産型方式である。また小柄や連続柄、繊細な柄に適しているが、大柄なものや多色柄には適していない。
また凹凸のある厚地の生地には不適で薄地のもの、また綿レーヨンなどのセルロース繊維のものに適している。しかし、最近一柄当りの量が少なくなっているのに、大量生産型であるために使われることが緩めて少なくなっている。

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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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