パイピングポケット
パイピングポケットとは玉縁ポケットのこと。ポケットの切り口をパイピング処理したポケットのことで、パイピングは、伸縮度を増すため斜め45度の角度にバイアスカットされた細い縁どり。
ジャケットの腰ポケットやパンツのピスポケットに両玉縁とか片玉縁といわれ、標準仕様のポケットとして用いられているのがこのパイピングポケット。ジャケットの腰ポケットの標準仕様となるフタ付きポケットはこの片玉縁にフタがついたものとなる。
一般には4~5ミリ程度の細い玉縁がつけられるが、この玉縁の太さを1cm~2cm程度とするなど、意匠的なデザインとされることもある。パイピングジャケットは、衿端やジャケットの打ち合い線、腰ポケットフタなどを、別布でくるんでアクセントとしたもの。(布端をバイアステープでくるんだパイピング処理をされたもの。)パイピングは、ジャケットを背抜き仕立てとしたときの、縫い代始末にも使われる。
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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』