綿糸 のプレビュー
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綿糸(めんし、cottonyarn)綿の繊維は羊毛や麻に比べて、長さが2535mmと最も短く、繊維の太さもはるかに細い。そのため細い糸をつくることができる。
一般に標準的な綿糸の太さは40sで、20s以下を太番手、30-50sを中番手、60s以上を細番手、特に100s以上を極細番手という。
綿にも細くて長い高級綿から太くて短い低級綿まであり、高級綿は細番手に、低級綿は太番手になる。
綿糸の紡績工程ではすべてカードという機械で爽雑物や短繊維を取り除き繊維を平行に揃えるが、高級な細番手の糸はカードの工程のつぎに、さらに短繊維の除去と繊維の平行度をよくするためのコーマという工程を通し精製する。
原則として40s以上の細番手はコーマを経、それ以下の太い糸はカードだけとなっている。しかし40sはカードだけとコーマを通すものの両方があり、また30sで、も品質をー格上げるためにコーマを通すものもある。同じ番手でもコーマを通すと均整な(太さのむらのない)、強力の強い糸となる。40s、30sの場合、コーマの工程を経た糸をコーマ糸、カードだけの糸をカード糸、またはコーマ40s、カード40sという。
また高級糸は、ガスの炎の中を高速で走らせて毛羽を焼きとり、均整な光沢のある糸をつくる。ガス糸はボイルやローンに使われ、ブラウスなどになる。
出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』