双糸 のバックアップソース(No.4)

[[単糸]]を2本撚り合わせた糸を[[双糸]](Ply yarn)という。~
撚りを戻すと2本の単糸に分かれる。一般にプライ・ヤーンは双糸が多いが、特殊なものは3本、4本単糸を撚ったものもある。強さは[[単糸]]の約2.5倍~3倍ぐらいになり、双糸を使用した素材は腰があり糸目もはっきりしている。~
天竺を例にした生地に使用される糸表記では32/2天竺180g/㎡(32番の双糸を使用、1㎡での生地の重さ180g)等がある。40/2であれば糸が細い為薄く、20/2であれば糸が太い為厚くなる。併せて生地の目付けを考慮する。~
160g/㎡であれば目付けが甘くなり、㎡内の糸本数が少ない為、柔らかくタラっとした風合いに仕上がり、甘編みとなる200g/㎡であれば目付けが重くなり、㎡内の糸本数が多い為、張り感のある風合いに仕上がり、度詰めとなる。~
但し、双糸の特性が基本となる為、生地の柔らかさ、目面の粗さをより求める場合は[[単糸]]を選択する事が望ましい。32/2と同等の[[単糸]]使い天竺となれば16/-となる。(16番手の[[単糸]]。32/2と同等の太さの[[単糸]]を使用)~
求める風合いによって[[糸番手]]、[[単糸]]、[[双糸]]、生地目付けを指定する事が基本となる。
*関連項目 [#qb3afc99]
[[糸(Yarn)]]~
[[スパン・ヤーン]]~
[[フィラメント・ヤーン]]~
[[糸番手]]~
[[単糸]]~
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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』
#description([[単糸]]を2本撚り合わせた糸を双糸(Ply yarn)という。撚りを戻すと2本の単糸に分かれる。一般にプライ・ヤーンは双糸が多いが、特殊なものは3本、4本単糸を撚ったものもある。強さは[[単糸]]の約2.5倍~3倍ぐらいになり、双糸を使用した素材は腰があり糸目もはっきりしている。)