緞子
組織 朱子織
品質 絹、レーヨン
緞子とは経糸に諸撚り先染め糸、緯糸に先染め糸を使用し、昼夜朱子組織によって紋様を表わした比較的重目の織物。
緞子は中国が原産で、非常に美しい光沢のある鮮明なジャガードによる織柄が特徴である。絹の精錬先染糸を使うが、時により緯糸にレーヨンフィラメント糸を使うことがある。
緯糸に1色の糸を使ったものを一重緞子、2色以上の糸を使ったものを二重緞子という。緞子の用途は女性の帯に多く使われているが、カーテン、袋物にも使われている。広く緞子といわれる中に西洋緞子というものがある。
中国からインド、アラビアへ伝わって、シリアのダマスカスで大いに発展したもので、表朱子と裏朱子を組み合わせて大柄な織模様をつくる。すなわち昼夜朱子織物であることは上記の緞子と変わりはないが、多色の派手さがなく、一般にダマスクと呼ばれるもので、これには綿糸、スフ糸なども使われている。
関連項目
織布
織物
朱子織
絹
レーヨン
経糸
先染め
糸
緯糸
ジャガード
フィラメント
ダマスク
綿糸
スフ
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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』