防汚加工 のプレビュー

警告: あなたはこのページの古い版を編集しています。もしこの文章を保存すると、この版以降に追加された全ての変更が無効になってしまいます。


以下のプレビューを確認して、よければページ下部のボタンで更新してください。

特殊な性能を与える加工。
防汚加工とは、繊維製品に汚れがつきにくくする加工と、付いた汚れを落ちやすくする加工、または両方の性質を持った加工である。汚れを付きにくくするには、撥水、撥油加工が有効。繊維を親水化して付いた汚れを落ちやすくするのがSR加工である。
撥水、撥油加工は汚れは付きにくいが、付いた汚れは落ちにくいという欠点を持ち、SR加工はついた汚れは落ちやすく、再汚染しにくい加工である。
この相反する特徴を持つ撥水、撥油とSR加工は従来は、両立は困難とされていたが、疎水基と親水基の両方を持つ樹脂を繊維に固着させることでこれを可能にした。空気中では疎水基が繊維表面に並び汚れの付着を防止し、水中では親水基が表面を覆い、汚れが落ちやすくなる。
一方、製品の部分的な短所や適正な取り扱い方法を消費者に情報として提供し、着用・洗濯・保管などで生じる事故を未然に防止する目的で、注意表示やデメリット表示(短所の表示)が行われている。しかし、これらの表示は、品質の一部に現在の技術的水準では克服できない短所があり、注意すれば満足が得られる場合に限る。

関連項目


出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』