甲斐絹 のバックアップ(No.5)


組織 平織綾織

品質

甲斐絹とは江戸時代、オランダから持ち込まれたカイキという織物を、甲斐の国の織工がまねてつくったところから、甲斐絹といわれる。
たて、緯糸とも細い本練りを使用し、緻密に織った平滑で光沢に富む織物のこと。標準的なかいきは経糸に生糸15-16デニール本2本を引揃えて、メータ一間300回ほどの片撚り糸を使い、緯糸に25-27デニール2本の引き揃えか、これにメータ一間70回ぐらいの甘撚りをかけたを使う。
いずれも十分精練してセリシンを落とし、糸染めした後、たて、よこ密度同じくらいで密度を込ましてかたく織り上げる。
組織は普通平織であるが、綾織にしたものもあり、これは特に綾かいきといわれる。織り上げたものは先ず湯通しを行い、うすい糊液を霧吹きし、幅出しを行い仕上げる。
甲斐絹の種類としては、経糸緯糸を異色にして玉虫効果を表わした玉虫かいき、捺染で模様を表わした絵甲斐絹、甲斐絹、無地甲斐絹などがある。甲斐絹の特徴は表面が平滑ですべりがよく、さらに繕鳴りのすることである。そのため和装の裏地や近年は肩すべり、膝(ひざ)あて、袖裏などすべりの良さを必要とする用途に多く使われている。

関連項目

織布
織物
平織
綾織

緯糸

精練
糸染め
捺染

経糸


出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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