撚り のバックアップ(No.1)


撚りとは糸を作る際に、繊維の段階で数本の繊維を平行に引き伸ばし、ねじる事を言う。
繊維は不定の長さの集合である為、それを1本の長い糸にするには撚り合わす事が必要。特に短繊維ではその性質上、不可欠となる。

上撚りと下撚り

単糸を2本合わせて双糸をつくる際、単糸にかける撚りの事を下撚りと言う。
2本またはそれ以上の糸を下撚りし、その反対方向へ撚りをかけたものを上撚りと言う。
従って、プライヤーンは全て下撚りと上撚りの両方をかけたものになる。

順撚りと逆撚り

一般に上撚りの方向は下撚りの逆方向にするのが普通である。これを順撚りと呼ぶ。
上撚りの方向を下撚りと同じ方向にする事を逆撚りと呼ぶ。
逆撚りの場合、細く締まった硬い質感の撚糸をつくる事が出来る。

関連項目

糸(Yarn)?
スパン・ヤーン?
フィラメント・ヤーン?
S撚り
Z撚り


出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』