搦み組織 のバックアップ(No.5)


搦み組織(からみそしき、lenoweave)夏用の衣服は涼しさを求めるため薄い生地が要求される。しかしたて、よこの密度を必要以上に粗くすると、が目ずれ(スリップという)して実用に適さなくなる。
密度をガーゼのように粗くして、目ずれを起こさないようにするための組織が搦み組織である。普通の織物経糸が平行に並んだ状態でよこと交差するが、搦み織は二種の経糸があって、それがよこの間でからみ合うようにしたものである。
二種の経糸は一つが地、一つがからみたてで、からみたてともじり合い、よこをしばった格好になって、粗くても目ずれを起こさない。
搦み織と紹に大別できる。はよこ1本ごとに経糸がもじり合ったもの、紹はよこ3本ごとに経糸がもじり合ったもので、これを3本紹、5本ごとを5本紹、7本ごとを7本紹という。
搦み織にはまた、たて紹とよこ紹があり、3本紹、7本紹のように、よこ方向に一定の間隔ですきまをつくるものをよこ組、たて方向に一定の間隔ですきまをつくるものをたて紹という。搦み組織のことをもじり組織ともいう。

関連項目


ガーゼ
搦み織

経糸

関連書籍


出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

生地種類・用語ページへ戻る     TOP PAGEへ戻る