お召 のバックアップ(No.5)


組織 平織

品質 ウール

お召(おめし)徳川11代将軍家斉(いえなり)公が好んでお召しになったことから「お召」といわれるようになった。
たて、よことも精練先染めを使った実用向きの着尺織物で、明治から昭和にかけて広く使われていた。しかし近年の実用和服の衰退とともに量は少なくなった。
お召の特徴はよこお召よこという中投主(中くらいの強さの撚り)のを使うことである。これはメータ一間1,400-1,500回の撚りをかけたで、これを糊で固めて右、左撚りを2本交互に平織に織り、織り上げた後、温湯でもんでしぼ立てをする。
縮緬ほど撚が強くないため、しぼは少なく、腰のある織物である。近年になってよこウールを使ったウールお召が和装のおしゃれ着として一時流行した。柄もたて、格子、無地、さらに紋お召、(かすり)お百などもある。

関連項目

織布
織物
平織

ウール

精練
先染め
縮緬



出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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