チンチラ のプレビュー
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チンチラとは、齧歯目(げっしもく)チンチラ科で、リスに似ていて和名でケイトネズミという。毛皮素材の中で最もソフトで美しく、絹のような光沢と肌触りを持ち、おしゃれで贅沢な高級毛皮の一つである。
南米のチリ、ペルー、ボリビアのアンデス山脈などに生息する。刺し毛はなく、非常に柔らかい綿毛が密集し、皮は極めて薄い。背側が青黒色で、腹側は突然変異でベージュもあるが、青灰色、毛根の方にしたがって白っぽくなっているのが普通である。
最高のものはブルーの濃いもので、通常、ブルーの色合いを強調するために、ブライトナー(青みがけ)の加工を施す。類似品に、毛が長く黄色っぽいチンチローン、アンデス山脈だけに生息するチンチララットのパスタード、海抜の低いところの亜種のチンチラ、ウサギを染色したイミテーションなどもある。
元来アンデスにしか生息しなかったが、野生種を1829年から輸出し続けて乱獲し、1914年ごろに絶滅しかけたのをきっかけに、ボリビア、チリ、ペルーの三ヶ国で協定を結び、捕獲とともに輸出と輸入の禁止を取り決めた。
1924年にアメリカの鉱山技師が生きたまま密輸し、養殖をはじめ、1949年に初めて養殖のチンチラが市場にお目見えした。現在出回っているものはすべてが養殖ものである。アメリカやドイツなどで養殖されている。
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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』