無撚糸 のプレビュー
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無撚糸とは撚りのかかっていない糸。フィラメントでは撚りのない糸は一般糸としても多く使われている。しかしここでの無撚糸は紡績糸である。
普通、紡績糸で撚りがなければ、短繊維はばらばらになって糸にはならない。無撚糸をつくるには通常の撚りのある単糸と水溶性ビニロンフィラメントを合糸し、単糸の撚りと反対の方向に単糸の撚り数だけ撚りをかけて双糸にする。
その糸で織物を織ってから熱湯に通して水溶性ビニロンを溶かせば無撚りの糸の織物ができる。この織物は糸に撚りがないため、柔らかく、ふっくらとして肌ざわりのよいものとなる。無撚糸といっても始めから撚りのない糸をつくるのではなく、織物になってから無撚糸にするものである。
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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』