漂白剤 のバックアップ(No.1)
漂白剤(ひょうはくざい、bleachingagent)繊維に含まれる色素を除去するもの。酸化漂白剤と還元漂白剤がある。
前者は漂白作用が強く、利用度が高いが繊維によっては傷めることもある。後者は漂白作用は弱く、利用範囲は狭い。酸化漂白剤には、塩素化合物として
①さらし粉(次亜塩素酸カルシウムと塩化カルシウムが主成分で綿、麻、レーヨンが対象)
②次亜塩素酸ソーダ(綿、麻、レーヨン、ポリエステル、アクリル、アセテートが対象)
過酸化物としては過酸化水素(毛、絹、セルロース繊維が対象、繊維をあまり傷めない)などがある。
還元漂白剤としてはハイドロサルファイトがあり、これは家庭用として最もよく利用されるもので、毛、絹をはじめほとんどの繊維が対象になり、常温から40℃ぐらいの温度で漂白できる。
関連項目
染色
繊維
綿
麻
レーヨン
ポリエステル
アクリル
アセテート
毛
絹
セルロース
関連書籍
出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』