スカマン のプレビュー
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スカマンとは1970年代頃に横須賀の若者の間に見られたマンボスタイルを真似たパンツ。スカマンは「横須賀マンボ」の略。
腰から腿までゆったりとさせ、裾口にかけて極端に細くなったワイドスリムパンツの一種で、昭和のツッパリが愛用した代表的な変形学生ズボンのこと。後にボンタンと呼ばれるようになり様々なバリエーションが増えた。
タック数、渡り幅寸法、裾幅寸法の3点の調整で成り立っており、標準学生服は0(タック数)-33cm(渡り幅)-23cm(裾幅)に対しスカマンは1-35-18等となりワンタック有り、渡り広め、裾細めとなる。渡りの太さと裾の細さが競われ、裾が17cmを切ると着用時に足が通らない為、裾口にコンシールファスナーが採用されている。当時のツッパリはこの3つの数字を聞けばシルエットと仕様が想像出来る程に精通しており、2-42-20と聞けば超える境界線の意味合いが変わってくる。この様なサイズに挑戦すると、遂にあいつもあっちの世界へ行ってしまったか・・・と学校中がざわついた。このあたりのサイズアイテムから赤、白、紫等のカラー展開、刺繍入り等のバリエーションが豊富になり、オプションを選んでセミオーダーも出来た。
現在のファッションの尺度から捉えると生地やシルエットを若干アレンジし、着用のシーンを変えれば非常に高感度なアイテムであり、実際に様々なブランドがスカマン、ボンタンパンツ等の商品名を付けたパンツを展開している。
関連項目
パンツ
マンボスタイル
ワイドスリムパンツ
ズボン
タック
ワンタック
コンシールファスナー
ファッション
シルエット
ブランド
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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』