壁縮緬 のバックアップ(No.4)
組織 平織
品質 絹、レーヨン
壁縮緬とは一見、縮緬のように見えるが、緯糸に強撚糸は使わず、糸そのものが凹凸の表面をもつ壁糸を使って織り、外観を縮緬に似せたものである。縮緬のような伸縮性もなく、柔らかさもない。
元々は絹を使った帯地等に使用する和装素材だが、日米貿易再開後の1950年代頃のビンテージアロハシャツにレーヨン壁縮緬を用いた物が多く見られる。生地に深い凹凸が有り、手捺染でしかプリントが施せない為、生産効率が悪い。機械化に伴う上質な職人の確保が困難になるとともに、工賃の上昇、生産コストの上昇の影響から1960年前後を堺に生産数が減少している。
関連項目
出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』