スカート のバックアップ(No.3)
スカートの起源は古く、最も原始的なものでは古代エジプト人が布を結んで腰で巻いたもの、次に布を輪にして一方を縫って筒型状にしてウエストに紐を通して締めたものが現れた。
中世では男性用にパンツ、女性用に下衣としてスカートが定着した。16世紀以降、下着の装着、発展によってふくらみのあるものが多くなり、18世紀にはパニエを入れたロココ時代のスタイルが完成していく。
18世紀末にはフランス革命等の影響によって、直線的でほっそりとしたエンパイアスタイルへ変化し、1850年代にクリノリンが再び愛用された。
1870年頃からバッスルスカートが流行し、同時期に日本に洋服が輸入さえたと言われる。第一次世界大戦の頃から長かったスカート丈がふくらはぎの半ばあたりになり、1926~28年頃に膝下丈のスカートが登場する。
19世紀後期には女性用テーラードスーツが台頭し、ブラウス、ジャケットと組み合わせる単品のスカートが登場した。
関連項目
参考文献
- 著者:モード辞典編集委員会「モード辞典」2004.7.28発行 出版:モード出版局 総1014ページ
出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』