ORTIGIA・オルティージャ通販 のバックアップ(No.2)


ブランドヒストリー

ORTIGIAとはシチリア生まれのボディケアブランド。由来はイタリアのシチリア島南東部に位置するシラクーサにある小島の名前です。その名は、紀元前415年にシラクーサに侵攻してきたギリシャ人によって名付けられました。そして当時のシラクーサは、アテネと並ぶほどに繁栄した都市であったため、現在でも街の至るところに古代ギリシャ時代の遺跡が残っています。

シチリア島は、ギリシャ人、フェニキア人、ローマ人、ビザンチン諸国、アラブ人、ノルマン人、ホーエンスタウフェン、アラゴン人、ブルボン王朝からの侵攻を受けた過去を持つため、多くの歴史的痕跡が刻まれています。その例として、カタラン・ゴシック調に再建された「ドゥオーモ」と呼ばれるキリスト教大聖堂は、もともと古代ギリシャ時代に建造されたアテネ神殿を改築したものとして有名です。

アフリカと近接しているシチリア島は熱帯性気候のため、この地域でのみブラッドオレンジが育ちます。またサボテン、ユーカリ、レモン、グレープフルーツなどの木も栽培されていたり、肥沃な火山性土の性質を活かしたアーモンド、ピスタチオ、サフラン、ブドウ、オリーブなどの栽培も盛んに行われています。また岩や土壌などに黒溶岩が含まれるため、カタニアにあるほとんどの建造物に黒溶岩が資材として使われています。その為、カタニアの街の至るところで黒い家が見られます。この黒い建造物は、ヨーロッパで最も標高の高い活火山として知られるエトナ火山を思い起こさせます。神話の世界では、エトナ火山は火の神バルカンの領地であり、一つ目の巨人キュクロプスの鍛冶場とされ、美しくもあり不吉なものとしての印象を人々に与えています。

大自然の豊かな恵みを受けたシチリア生まれのボディケアブランド「ORTIGIA(オルティージャ)」。香り高く種類の豊富なラインは、それぞれシチリア島の重層的で豊かな文化と自然の美しさからインスピレーションを受けています。 鮮やかな色彩、香り、デザインはシチリアそのもので、材料とされた植物はすべてシチリアの原産です。すべての製品に、天然の香料とオリーブオイル、パームオイル、アーモンドオイル、ラノリン、自然より抽出されたラベンダー、そして植物性染料など伝統的な材料を使用しています。エキゾチックなシチリア島の香りをぜひご自宅でお楽しみください。


出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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