KATHARINE HAMNETT・キャサリンハムネット通販

ブランドヒストリー

KATHARINE HAMNETTとはイギリスのファッションブランド。1975年に創立、創立者はキャサリン ハムネット。

キャサリン ハムネットは1948年、イギリス生まれ。幼少時代はイギリス空軍に勤めていた父の関係でほとんどを海外で過ごす。このときの父の軍服、ミリタリー系のディテールや異文化への興味が現在のデザインに影響を与えているという。

チェルトナム女子高校(Cheltenham Ladies' College)卒業後、セントマーチンズを69年に卒業。ロンドン、パリ、ミラノ、ニューヨークなどを転々として、フリーランスのデザイナーとして活動。その中で、ディーゼルなども参加していた、製造業者からなる団体ジーニアスグループに加わり、そこから結成される14ブランドのうちの一つとしても活動する。

79年より本格的にコレクション活動を開始。81年、メンズライン「KATHARINE HAMNETT LONDON MENSWEAR」と「KATHARINE HAMNETT DENIM」を発表。

80年代に精密なつくりにコットンジャージーなど機能的な素材を使用し人気になる。しかしキャサリン ハムネットの名を有名にしたのは、シンプルなスローガンTシャツ。Tシャツプリントされたシンプルで大きな文字は非常に目立ち、メッセージがこめられており話題となる。83年、反核や平和運動のスローガンを掲げた「Choose Life」のTシャツのコレクションを発表。

84年当時の首相サッチャーの主催のイベントに「85% DON'T WANT PERSHING(85%はアメリカ製弾道ミサイル、パーシングを望んでいない)」とプリントされたTシャツを着て出席した。1990A/Wコレクションでは「第三世界の負債をなくそう(Cancel the Third World Debt)」と題し、この題材に関する詳しい情報を配布。また、ニューヨークで従来の綿栽培に関する講演を行った。

91年、湾岸戦争のため、キャットウォークショーを行わず、代わりに「Katharine Hamnett - The Movie」を製作して、パリで公開する。主演はナオミ・キャンベル(Naomi CAMPBELL)、監督はエレーン・ヴォン・アンワース(Ellen Von UNWERTH)。 

1994S/S、レディース・コレクションを初めてミラノで発表。同年、エイズのチャリティーイベントである「愛のキルト(The Quilts of Love)」に参加。ヤーゲン・テラー(Juergen TELLER)が撮影した94年度の広告キャンペーンが、Marie Claire/IGEDOの「Fashion Advertising in Germany」賞を受賞。1997S/Sコレクションでは「チベットを救おう(SAVE THE TIBET)(ダライ・ラマの為に)と題し、社会問題を提案。

ブランドコンセプト

トラディショナルなUKのイメージにキャサリンの革新的な感性をミックス。クラシックなUKのスタイルとキャサリン自身のメッセージ性、社会性のある独自デザインが見事に調和したキャサリンハムネットを代表するライン。

オーセンティックなブリティッシュスーツ、エレガントなドレスやオーガニック素材を用いたアイテムをメインに、華やかさの中にこだわりのあるモノづくりを展開。素材感を活かし、クオリティの高い刺繍やプリントを提供する。

キャサリン ハムネットは環境・政治・ジェンダー・平和・反戦等に強い関心を持つ社会派で、常にメッセージ性の高いコレクションを発表している。アバンギャルド、セクシー、スマートがブランドのデザインキーワード。

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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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