ETRO・エトロ通販

ブランドヒストリー

エトロの創始者ジンモ・エトロは1940年ミラノに生まれ、建築家を志していたが、義父の家業を継ぐために断念し、オリジナリティー溢れる優れたテキスタイルを次々と生み出した。1968年、ジンモがエトロ社を設立。若い頃、祖母が持っていたインドのカシミール紋様のショールに魅せられた彼は、自らの手で蘇らせようと決意。19世紀後半には完全に姿を消していたカシミール紋様を独自の技法とセンスで現代に蘇らせる。別名ペイズリー柄とも呼ばれるエトロの代表的モチーフがここに誕生した。 そこで、テキスタイルメーカーとして評価を得る中で、ジンモは自らが創り出したカシミール紋様の織物やプリント生地を使った壁や家具の布貼り、カーテンなどを発表。ここで、製品に「ETRO」というブランド名をつけ、2000種以上にも及ぶカシミール紋様をあしらったホームコレクション(ベッドカバー、テーブルクロス、毛布、ガウンなど)を発表する。

1996年10月、ミラノレディスコレクションでショーを開催。続いて、1997年1月ミラノメンズコレクションに参加。現在はジンモ・エトロ社長のもと、ヤコボ、キーン、イッポリト、ヴェロニカの4人の子供たちが経営している。キーンは64年生まれ、ケンブリッジ大学とミラノ大学で中・近世史を学んだ後、84年エトロ入社。シーズンカタログのアートディレクターを経て、97年からコレクションのクリエイティブディレクターに就任し、プレタポルテとフレグランスを立ち上げる。99年10月からはセント・マーティンズに学んだヴェロニカがレディースのチーフデザイナーに(メンズはそのままキーンが担当)。2000春夏コレクションで、ヴェロニカ・エトロがレディスのデザイナーとしてデビュー。キーンと2人の共同創作として発表された。また、2002-03秋冬コレクションより長男のヤコポ・エトロがアクセサリーコレクション(バッグ、レザーグッズ、スカーフ、ショール)のチーフデザイナーに。ホームコレクションのチーフデザイナーと、テキスタイル部門の責任者も兼任するようになる。

デザイナー、ヴェロニカ・エトロ(Veronica Etro) 1974年、ミラノ生まれ。創業者ジンモの末っ子。イギリスのセントマーチンズ美術大学を卒業後、2000年春夏シーズンからレディスのチーフデザイナーに就任。

国内では、三井物産系列のエトロ・ファーイーストが2007年5月に社名をエトロジャパンに変更し、展開している。

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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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