金銀糸

金銀糸とは別名ラメ糸ともいう。金銀糸には切箔と状のものとがある。切箔(きりはく)は金、銀、アルミなどの金属の箔を漆(うるし)で和糸に張り合わせ、これを細く切ったもので、金銀色が多いが、他の色に着色したものもある。
近年は純金銀箔を使うことは少なく、ポリエステルフィルムにアルミ箔を接着したものや、アルミをポリエステルフィルムに真空蒸着して、金、銀色にした切箔が多くなっている。これらは洗濯にも耐えるので応用の範囲が広い。
金銀糸は普通のを芯糸にして、金属の切箔や、アルミを真空蒸着したポリエステルフィルムの切箔をらせん状に撚り合わせたものである。
ジャガードなどで模様を表わした高級な衣料の飾りとして使われる。イブニングドレスなどのドレッシーな衣服、それらの模様の部分、舞台衣装、縁飾り、婦人用帽子、袋物、カーテン、刺しゅう糸など用途は広い。

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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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