モス
組織 平織
品質 綿、毛
モスとはモスリンの略称。あるいは甘撚りの綿使いの平織物のことで、着尺や襦袢の裏地に用いられるもの。日本ではナイスモスと呼ばれた。
モスリンとは、メソポタミアの首都mosulで織り上げたもので、この生地をフランスでmosselinと呼び、世界各国に広まったのが生地名の由来。ムスリーヌとも呼ばれる。従来は毛織物で、太さにむらの少ない良質の織糸で紡績や製織仕上げ、加工も入念に行なわれ、平織組織に織り上げた、しなやかな感触をした梳毛織物である。日本では綿織物でこの風合いをもたせたものを<モスリン><新モス>と呼び、夏のワンピースなどに使用されている。
関連項目
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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』