フラットスクリーン捺染

フラットスクリーン捺染とはオートスクリーンまたは単にスクリーンともいわれる。
手捺染と原理は同じであるが、操作を機械で自動的に行うのでこの名がついている。ただ違うところは、手捺染が布地を回定し、スクリーンを移動しながら染めていくのに対して、オートスクリーンは色数だけのスクリーンが一列に取り付けられ、その下を布が移動しながら染められるようになっている。
色数に限度があるが、手捺染より大量生産ができ、それだけコストも安くなる。スクリーンが平板なフラット式であるのでフラットスクリーン捺染ともいわれる。
機械式の捺染法としては後述する他の方式と比べて小ロットに適し、色数も15色ぐらいまで多く使えるという特長がある。しかし加工速度は遅く、5~15ml分で生産性は低し、。また間欠的に捺染を行うため、柄のような連続した柄には適さない。厚地織物ニットのように平滑でなく凹凸のある生地にも捺染ができる。小ロット多品種用の捺染機である。

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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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