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***ブランドヒストリー [#k7f41296] コーチは1941年、マイルス・カーン、リリアン・カーン夫妻と、その仲間という家族経営の皮革小物工房として米ニューヨーク・マンハッタンのロフトでスタートした。夫妻は、使い込むほど手になじみ、味の出る野球のグローブを参考にグローブの丈夫さ、美しさに着目。皮そのものの持ち味を生かした製品を考え、第一号バッグが60年代初期に誕生。化学薬品でコーティングしていない天然皮革は、耐久性、機能性に優れ、一つひとつ手作業で作られている。その後、皮革小物から、バッグを中心にしてファッション分野へ進出。 62年、前衛的なデザイナーとして知られ映画「王様と私」の衣装やIBMのユニフォームをデザインしたボニー・カシンを迎え入れ、彼女は買い物袋から発案したカジュアルバッグ「カシン・キャリー」を発表。「バゲット・バッグ」「ダッフル・サック」もヒットする。現在のバッグにも使われているクリップ式の金具や「ドッグリーシュ」の金具も彼女の発案。その後、76年には、海外にもショップを開いた。 さらなる、転機が訪れたのは85年。サラ・リー・コーポレーションに吸収合併されたことによる。日本進出は88年。三越との提携により三越の子会社PDCにより、同年9月に横浜三越、続いて日本橋三越店がオープン。さらに、96年、トミー・ヒルフィガーでデザインやマーケティングを担当していたリード・クラッコフ(現社長兼エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター)を、エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターに迎え、ファッション面を強化した。 リード・クラッコフ(Reed Krakoff)は、ボストン生まれ。画家を目指し、NYのパーソンズ・スクール・オブ・デザインに通い、ラルフ・ローレン、トミー・ヒルフィガーを経て96年12月コーチ入社。商品デザインや全世界のブランドイメージの統一を行い、コーチを「ライフスタイル・[[アクセサリー]]・[[ブランド]]」へと発展させた。2001年、CFDA(アメリカ・ファッションデザイナー評議会)の[[アクセサリー]]部門で最優秀賞を受賞。 98年春からは「ネオ・コレクション」を発売。高品質レザーに代わる新素材を開発し、実用的で体になじむことを目的にデザインされた。98年9月からは、スイスの高級時計メーカー、モバード・グループとライセンス契約した「ウォッチ・コレクション」を発売。スイス製の高性能ムーブメントと、コーチならではの付け心地の良い革ストラップやスタイリッシュなケース、[[ブレスレット]]が特徴。2001年からロゴ゙模様をあしらった「シグネチャー・コレクション」スタート。 2001年8月、米コーチは折半出資により住友商事と合弁でコーチ・ジャパンを設立。新会社は、三越子会社から店舗を引き継ぎ、2002年3月時点で79店舗を展開。1年間に、約100店舗まで拡大するとした。2002年5月には旗艦店である銀座店を開店。初上陸アイテムもそろえて、日本最大のショップとしてオープンした。2003年4月4日関西初の路面店を心斎橋に、4月16日第2旗艦店である渋谷店、4月25日六本木ヒルズ店オープン。2004年4月16日、第3の旗艦店である丸の内店オープン。2005年4月8日、マンディ・ムーアがテープカットに駆けつけた名古屋栄店オープン。2005秋、赤ちゃん用の「ベビー・コレクション」発売。[[パステルカラー]]の[[カシミア]]毛布やテディベア形の写真立て、帽子や[[ミトン]]などを旗艦店のみで販売している。 2009年春から、デザイナーBonnie Cashinにインスパイアされたボニーコレクションを開始。Bonnie Cashinはカリフォルニアで生まれ、映画「ブルックリン横町」などの衣装を手がけた後、自分のコレクションを開始。1963年からはコーチで[[アクセサリー]]コレクションを手がけた。 2010年5月、NYのBleecker Street370にメンズ専門店をオープン。日本では丸の内店が7月にメンズ旗艦店としてリニューアルオープン。 2010年秋から、社長兼クリエイティブ・ディレクター、Reed Krakoffのシグネチャーブランドを新たに開始。Reed Krakoffブ[[ランド]]はライフスタイルブランドとなり、レディスの[[プレタポルテ]]、[[アクセサリー]]、[[ジュエリー]]、フレグランスからメンズ[[アイテム]]、家具までを展開。米国、日本、香港の独立した約10店のReed Krakoffブティックで発売される。Reed Krakoff[[ブランド]]では2010年2月のNYコレクションに参加している。日本では8月28日、青山にフラッグシップストアをオープン。ウィメンズ・アパレルの他、バッグ、シューズ、[[アクセサリー]]、フレグランスを展開。 2010年には上海に中国で最初の旗艦店をオープンしたのに続き、フランスのデパート・グループ、プランタンと提携し、6月パリの旗艦Haussmann店に1700平方フィートの1号店をオープン。フランス国内に今後3年間で少なくとも14店を開く。また、英国の小売り業者Hackett Limitedとのジョイント・ベンチャーにより英国、スペイン、ポルトガル、アイルランドでコーチ店を開く。「1年以内に英国とスペインで最初の店をオープンする予定です。北米・アジア・中東と同様に、ニューヨーク・ファッションと手の届くラグジュアリーというコーチの提案がスマートなヨーロッパの消費者にも受け入れられると確信しています」とコーチの会長兼最高経営責任者のLew Frankfort。 2011年、70周年を記念した国際的なキャンペーンのアンバサダーにグウィネス・パルトローを起用。撮影はピーター・リンドバーグ。キャンペーンは9月から開始され、2011年秋冬から2012年春夏まで続く。「私はニューヨークで成長しました。また、私はコーチを常に精粋のニューヨーク・ブランドと見ています。私は最初にコーチのバッグを手に入れた時のことを忘れないでしょう」とパルトロー。「彼女は、コーチ・ブランドの精神、エネルギーおよびエレガンスを具現化します」とコーチの社長兼エクゼクティブ・クリエイティブディレクターのリード・クラッコフ氏。 **あなたにおすすめ関連記事 [#td81f933] #htmlinsert(googlecontents.html) ---- 出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』 CENTER:[[SHOP・BRANDページへ戻る>SHOP・BRAND]] [[TOP PAGEへ戻る>TOP PAGE]]
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***ブランドヒストリー [#k7f41296] コーチは1941年、マイルス・カーン、リリアン・カーン夫妻と、その仲間という家族経営の皮革小物工房として米ニューヨーク・マンハッタンのロフトでスタートした。夫妻は、使い込むほど手になじみ、味の出る野球のグローブを参考にグローブの丈夫さ、美しさに着目。皮そのものの持ち味を生かした製品を考え、第一号バッグが60年代初期に誕生。化学薬品でコーティングしていない天然皮革は、耐久性、機能性に優れ、一つひとつ手作業で作られている。その後、皮革小物から、バッグを中心にしてファッション分野へ進出。 62年、前衛的なデザイナーとして知られ映画「王様と私」の衣装やIBMのユニフォームをデザインしたボニー・カシンを迎え入れ、彼女は買い物袋から発案したカジュアルバッグ「カシン・キャリー」を発表。「バゲット・バッグ」「ダッフル・サック」もヒットする。現在のバッグにも使われているクリップ式の金具や「ドッグリーシュ」の金具も彼女の発案。その後、76年には、海外にもショップを開いた。 さらなる、転機が訪れたのは85年。サラ・リー・コーポレーションに吸収合併されたことによる。日本進出は88年。三越との提携により三越の子会社PDCにより、同年9月に横浜三越、続いて日本橋三越店がオープン。さらに、96年、トミー・ヒルフィガーでデザインやマーケティングを担当していたリード・クラッコフ(現社長兼エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター)を、エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターに迎え、ファッション面を強化した。 リード・クラッコフ(Reed Krakoff)は、ボストン生まれ。画家を目指し、NYのパーソンズ・スクール・オブ・デザインに通い、ラルフ・ローレン、トミー・ヒルフィガーを経て96年12月コーチ入社。商品デザインや全世界のブランドイメージの統一を行い、コーチを「ライフスタイル・[[アクセサリー]]・[[ブランド]]」へと発展させた。2001年、CFDA(アメリカ・ファッションデザイナー評議会)の[[アクセサリー]]部門で最優秀賞を受賞。 98年春からは「ネオ・コレクション」を発売。高品質レザーに代わる新素材を開発し、実用的で体になじむことを目的にデザインされた。98年9月からは、スイスの高級時計メーカー、モバード・グループとライセンス契約した「ウォッチ・コレクション」を発売。スイス製の高性能ムーブメントと、コーチならではの付け心地の良い革ストラップやスタイリッシュなケース、[[ブレスレット]]が特徴。2001年からロゴ゙模様をあしらった「シグネチャー・コレクション」スタート。 2001年8月、米コーチは折半出資により住友商事と合弁でコーチ・ジャパンを設立。新会社は、三越子会社から店舗を引き継ぎ、2002年3月時点で79店舗を展開。1年間に、約100店舗まで拡大するとした。2002年5月には旗艦店である銀座店を開店。初上陸アイテムもそろえて、日本最大のショップとしてオープンした。2003年4月4日関西初の路面店を心斎橋に、4月16日第2旗艦店である渋谷店、4月25日六本木ヒルズ店オープン。2004年4月16日、第3の旗艦店である丸の内店オープン。2005年4月8日、マンディ・ムーアがテープカットに駆けつけた名古屋栄店オープン。2005秋、赤ちゃん用の「ベビー・コレクション」発売。[[パステルカラー]]の[[カシミア]]毛布やテディベア形の写真立て、帽子や[[ミトン]]などを旗艦店のみで販売している。 2009年春から、デザイナーBonnie Cashinにインスパイアされたボニーコレクションを開始。Bonnie Cashinはカリフォルニアで生まれ、映画「ブルックリン横町」などの衣装を手がけた後、自分のコレクションを開始。1963年からはコーチで[[アクセサリー]]コレクションを手がけた。 2010年5月、NYのBleecker Street370にメンズ専門店をオープン。日本では丸の内店が7月にメンズ旗艦店としてリニューアルオープン。 2010年秋から、社長兼クリエイティブ・ディレクター、Reed Krakoffのシグネチャーブランドを新たに開始。Reed Krakoffブ[[ランド]]はライフスタイルブランドとなり、レディスの[[プレタポルテ]]、[[アクセサリー]]、[[ジュエリー]]、フレグランスからメンズ[[アイテム]]、家具までを展開。米国、日本、香港の独立した約10店のReed Krakoffブティックで発売される。Reed Krakoff[[ブランド]]では2010年2月のNYコレクションに参加している。日本では8月28日、青山にフラッグシップストアをオープン。ウィメンズ・アパレルの他、バッグ、シューズ、[[アクセサリー]]、フレグランスを展開。 2010年には上海に中国で最初の旗艦店をオープンしたのに続き、フランスのデパート・グループ、プランタンと提携し、6月パリの旗艦Haussmann店に1700平方フィートの1号店をオープン。フランス国内に今後3年間で少なくとも14店を開く。また、英国の小売り業者Hackett Limitedとのジョイント・ベンチャーにより英国、スペイン、ポルトガル、アイルランドでコーチ店を開く。「1年以内に英国とスペインで最初の店をオープンする予定です。北米・アジア・中東と同様に、ニューヨーク・ファッションと手の届くラグジュアリーというコーチの提案がスマートなヨーロッパの消費者にも受け入れられると確信しています」とコーチの会長兼最高経営責任者のLew Frankfort。 2011年、70周年を記念した国際的なキャンペーンのアンバサダーにグウィネス・パルトローを起用。撮影はピーター・リンドバーグ。キャンペーンは9月から開始され、2011年秋冬から2012年春夏まで続く。「私はニューヨークで成長しました。また、私はコーチを常に精粋のニューヨーク・ブランドと見ています。私は最初にコーチのバッグを手に入れた時のことを忘れないでしょう」とパルトロー。「彼女は、コーチ・ブランドの精神、エネルギーおよびエレガンスを具現化します」とコーチの社長兼エクゼクティブ・クリエイティブディレクターのリード・クラッコフ氏。 **あなたにおすすめ関連記事 [#td81f933] #htmlinsert(googlecontents.html) ---- 出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』 CENTER:[[SHOP・BRANDページへ戻る>SHOP・BRAND]] [[TOP PAGEへ戻る>TOP PAGE]]
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