Levi's・リーバイス通販

ブランドヒストリー

Levi'sとは米国で生まれたオリジナルのジーンズブランドジーンズの原点であり、501はジーンズの代名詞である。ブルーデニムを使用したベーシックジーンズを中心に、トレンドを取り入れた提案型の商品や歴史的な銘品を復刻したヴィンテージジーンズなど“伝統”と“革新”の2つの側面をもつ商品群をラインアップ。

リーバイスの起源は、1850年代にさかのぼる。1853年にリーバイスの生みの親、リーバイ・ストラウス(Levi Strauss)が自身の名を冠した会社「リーバイ・ストラウス」社をサンフランシスコに設立。当初、雑貨店を経営、彼はモノ売りでその一つとして他人が作った衣服を販売していた。彼はその後、20年間で事業を拡大し、生地、衣料、靴などを扱う、今で言う商社のような事業へと発展させた。

リーバイスのジーンズ誕生のきっかけはゴールドラッシュに沸くアメリカ西部で、鉱夫を支える丈夫な労働服(作業着)が求められていたこと。1870年頃、仕立屋のジェイコブ・デイビスと出会い、彼のアイデアであるデニムや綿帆布に金属リベットを使用し補強する手法を用いてズボンを作ることを決意し、生産部門を設立した。ここからリーバイ・ストラウス社は製造販売のメーカーとなった。 これは現在のジーンズの原型となるもので、リーバイスのジーンズの誕生だった。

リーバイスと言えばブルーデニムというイメージがあるが、初期の製品は綿帆布でできたものが多く、デニムのものは少なかったが、デニムの耐久性が評判となり、徐々にデニムで作られるズボンが増えていった。ジーンズと呼ばれるようになったのは1920年ごろの話で、当時はジーンズとは呼ばれていなかった。

1886年、「ツーホースマーク」の革パッチが、ウエストバンドに付けられる。

1890年、ロットナンバーが導入される。ウエストオーバーオールは「501R」という番号が付けられる。更に、ウォッチポケットとバックヨークが付く。リベットの特許期限が過ぎ、他のメーカーもジーンズ製造を始める。

1902年、ヒップポケットが二つになり、5ポケット仕様が確立。このころから北米東部では牧場での余暇をジーンズで過ごす「デュード・ランチ・ファッション」が流行。日本では「銀ブラ」が登場し、ラッパズボンが大流行していた。

1915年、9オンスのデニムを米国ノースキャロライナ州のコーンミルズ社から調達を始める。独特の色落ちはコーンミルズ社ならではのものだった。1922年、ベルトループを腰丈のオーバーオールに採用。しかしサスペンダーボタンは引き続き残る。

1936年、市場に出回るリーバイスのコピー商品と区別を付けるため、「Levi's」の文字が入った「レッドタブ」を考案。501Rのバックポケットのリベットが剥き出しタイプから隠すタイプに変更。また、サスペンダーボタンはこの年に廃止。

1930~40年代はアメリカ西海岸の男子学生がジーンズを「ファッション着」としてはくようになり、女性もジーンズをはくようになる。これに伴いジーンズが「作業着」から「ファッション着」に徐々に変わってゆく。

1943年、アーキュエット・ステッチの商標登録。衣料品の商標の中で最も古いものとされている。1944年、アメリカ政府の物資統制によりカバーリベットを銅メッキのスチールリベットに変更し、バックストラップを省略する。アーキュエット・ステッチが縫製からペイントに変更される。

第二次世界大戦終結後、戦争でも使用されていたリーバイスジーンズの品質と名声がアメリカ東部やヨーロッパの兵士に伝わり、リーバイスの名が全世界へ広まる。

1947年、アーキュエット・ステッチが縫製に戻る。これは当時の最新手法である2本針ミシンを使った「ダイヤモンドポイント」とよばれる新しい手法。 1952年、ユース&ボーイズ版の「503B」、「504Z」を発売。1953年、「ツーホースマーク」のパッチはそれまで革製だったが、この年から紙製が併用され始める。1954年、ジッパー仕様の501R「501Z」が登場する。

1955年、「オーバーオール」が「アメリカズ・オリジナル・ジーンズ」と改名される。 1950年代後半、ジェームズ・ディーンの影響もあり、ジーンズの大ブームが起こり、ジーンズが世界中の若者の服へと変わる。

1966年、リーバイスのロゴが「LEVI'S」の全大文字から「Levi's」に変更。また、ヒップポケットの隠しリベットがミシン補強(バータックという)に変更される。 1967年、「505」が発売。

1971年、レッドタブの文字が「LEVI'S」から「Levi's」に変更される。ブーツカットモデル「517」発売。1982年、ストーンウォッシュ加工が登場。 1981年、女性用「501R」を発売。

1985年、ヨーロッパでリーバイス「シルバータブ」が発売される。 1992年、アメリカでビッグEプロダクトとしてヴィンテージモデルの生産を開始する。2000年、リーバイスヨーロッパの企画で「リーバイス レッド(LEVI'S RED)」がスタート。様々な革新的なジーンズを発表する。

2001年、5月26日リーバイ・ストラウス社は米国ネバダ州で発見された、1880年代製の現存する世界最古のLevi's(リーバイス)ジーンズを入手。これはインターネットのオークションで、ジーンズに付いた値段としては歴史上最高の46,532ドルの値がついた。

2002年アメリカ国内にある工場の閉鎖が続々と決まり、やがて全てのアメリカでの生産が終了。現在は ヨーロッパ、中国、ミャンマーなどで生産されている。アメリカにある本社はマーケティング・管理・デザイン開発のみを担当。

2004年、女性向けブランドとして「LEVI'S LADY STYLE」を発表。

2010年、「リーバイス・ヴィンテージ・クロージング」のプロジェクトを全世界でスタート。

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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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