DCブランド企業

DCブランド企業とは1980年代~90年代初頭の用語。DCブランドを専門的に企画・供給するファッション卸企業のことで、直営店やFC店を持っていることが条件とされ、卸売りだけのデザイナー企業や、一部DCブランドを扱っているという形のアパレルメーカーなどは、DCブランド企業とは呼ばれなかった。その前進は、70年代のマンションメーカー。直営店や、都市型一流百貨店のインショップ、有力専門店が設置したFC店を基盤に、82年頃から急成長し、日本のファッション業界に提案型マーケティングと商品企画の重要性、SPAアパレル企業の可能性を認識させた。また、シンプルなディスプレー空間の演出法を先進国の主要都市に伝播させた。しかし、DCブランドブームも80年代末で終わった。

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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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