委託

委託とは「委託契約取引」、「委託契約仕入」の略で、一般には「委託」、「委託仕入」と言う。アパレル企業などが小売企業に商品を預け(委託し)て販売してもらい、売れた分についてだけ支払いを受けて、残品は委託企業側が引き取るという取引形態。この場合の商品の所有権は、消化取引と同様に委託企業側にある。委託制は、1960年代に百貨店の返品が社会問題になったため、法的には返品にならない取引形態としてスタートした。その後に始まった消化取引と並んで、現在も百貨店の主要な取引形態になっており、毛皮コート、水着、貴金属の売場をはじめ、アパレルの平場などに根強く残っている。百貨店では派遣販売員が売場に立つケースも少なくない。なお、棚不足の場合は、消化取引と違って、原則的に小売企業側の責任になる。

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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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