パッカリング

パッカリングとは縫目の近辺に発生する縫いじわがやや規則的に続いたもののこと。縫製直後に発生する縫製原因と製品洗い後に発生する収縮原因の2通りが有る。

縫製が原因となる場合は縫糸の張力が強い時、針が貫通するときに生地の織糸が周囲に押し広げられたり、針の上昇、下降時に針とともに生地がたわむときに生地の織り組織がひきつれることによって発生する。縫製面の縫いずれでも発生する。綺麗な仕立てを目的とした商品の代表的な縫製不良症状である。 また、綿等の製品洗い時に縮む生地、縫糸、附属を用いた場合、洗い後に発生する。洗い後にパッカリングが発生するアイテムではジーンズが代表的である。ジーンズ等のカジュアルアイテムの場合はパッカリングが商品の味、ディテールの一つとして捉えられている。

パッカリングを防ぎたい場合は下糸張力を最小限の張力にすると共に上糸は下糸に合わせた張力に設定し、細く、すべりの良い、伸びの少ないを使用し、縫目のピッチをできるだけ大きくする等で軽減出来る。 また、針貫通時の生地との抵抗を極力小さくするため、針と糸を出来る限り細く、針落ち部や押え裏の逃げ溝を小さくして生地のたわみを防止するとよりパッカリングが起きにくい。織り密度が高い生地はパッカリングが発生しやすいので、特に注意が必要。

デニム素材アイテムやミリタリーアイテム等、カジュアル色が強いアイテムでは狙ってパッカリングを入れる場合がある。その場合は太い針と太い縫糸を選び、縫目が生地に食い込む位に縫糸の張力を強く設定する。綿糸を使うと洗い後にが縮み、縫目に食い込んでパッカリングが更に増す。 生地は洗いで縮む綿素材等の防縮加工をしていない素材を使用し、縮率が大きい(洗い後に沢山縮む)程、多くのパッカリングが発生する。

ハイファッションブランドではCOMME des GARÇONSがパッカリングを取り入れたデザインワークの先駆者で、ウール縮絨パッカリングジャケットパンツセットアップシャツ等が代表的。多くのデザイナーに影響を与え、以後多くのアイテムや素材にパッカリングを取り入れる様になった。

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関連項目 Edit

綿
アイテム
ジーンズ
カジュアル
ディテール

デニム
綿糸
防縮加工

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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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