ドビークロス

組織

品質

ドビークロスとはドビー柄という小柄の連続模様を表わした織物の事。ドビーとは、織物を織るとき、経糸を上下に関口させる関口装置の一種。
平織や三つ綾のような簡単な組織の織物の場合は、関口のためのヘルド枠の枚数は少なくて、タペットという関口装置を使うが、複雑な組織の場合にはヘルド枠の枚数が多くなり、ドビー関口装置が使われる。
普通は16枚ドビーが多いが、24枚ドビーもある。ドビーを使うといろいろ複雑な関口方法が得られるので、比較的小柄な、規則正しい幾何学的な連続模様を織り出すことができる。
ドビーはこのような小柄の連続模様の他にアムンゼンフランス綾ピケ蜂巣織風通織などの複雑な組織のものも織れるが、これらはドビークロスとは分けられる。
ドビーポプリンというのは、地がポプリン組織で、 それに小柄の連続模様、すなわちドビー柄を織り出したものである。ドビークロスは婦人、子供服からカーテン、ベッドスプレットなどに、ドビーポプリンは紳士用ドレスシャツに多く使われるほか、婦人用ブラウス地にも使われる。

ドビークロス.png

関連項目

織布
織物
ドビー
経糸
平織
アムンゼン
フランス綾
ピケ
蜂巣織
風通織
ドビーポプリン
ポプリン
ドレスシャツ
ブラウス

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出典: ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki(アパレルファッション・ウィキ)』

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